目次

1.講師のアドバイスの特徴

日本話し方センターの話し方教室では受講生が毎回、教室の前に立って2分間のスピーチをします。

このスピーチをした後に受講生に感想を聞いてみると、

「途中で原稿が思い出せず話が飛んでしまった」

「あがってしまい手足が震えた」

「何度もつっかえてスムーズに話せなかった」

など、ほとんどの人ができなかったことを言います。

とても謙虚な姿勢で好感が持てるのですが、その反面、「ちょっと勿体ないなぁ」と思っています。

 

一方、講師は、

「前回より声が大きくなりましたね」

「早口が治ってかなりゆっくり話せましたね」

「話の構成がスッキリしてわかりやすくなりましたよ」

と、前回のスピーチ実習よりも良くなった点を真っ先に言います。

その上で、

「次は笑顔で話すことを意識しましょう」

「もう少し文と文の間に『間』を取りましょう」

「前置きが少し長いので、言いたいことと関係ない部分をカットしましょう」

と、こうすれば更に良くなる、ということをアドバイスしています。

2.人は良い点は見過ごしがち

実は、私たちは、自分のことも他の人のことも、良くない点にどうしても目が向いてしまいます。

その分、良い点は見過ごしがちです。

従って、受講生がスピーチの後にできなかったことを口にするのは、人間としてごく自然なことと言えます。

しかし、できなかったところばかりを意識してしまうと、やがて嫌になってしまい、トレーニングを途中でやめてしまいます。

せっかく良くなったところがあるのに、そこに気付かずに途中でやめてしまうのは、いかにも勿体ないことです。

こうしたことから、日本話し方センターの講師は、受講生のスピーチを聴いた後、必ず良い点を伝えます。

良くなったところを言葉にして伝えることで、受講生は成長していることを実感できます。

そして、成長を実感し続けることで、話し方のトレーニングに継続的かつ積極的に取り組めるようになります。

 

3.昨日と今日の自分を比べる

そもそも話し方教室の受講生は、話すことに苦手意識を持っています。

その苦手なことを一定期間続けることには、少なからずストレスが伴います。

そのストレスを軽減して楽しみに変えていくには、成長を実感することがどうしても必要です。

しかし、受講生は自分の理想とする姿と今の自分の姿を比べてしまいます。

そうすると、どうしてもできていないところばかり意識してしまうことになります。

そして、いつまで経っても理想の姿に中々近づけないので途中で学ぶことをあきらめてしまします。

人は、何かと比べてその差を認識することではじめて物事を理解できます。

問題は、理想の姿と比べると『励み』にならず、逆に『ストレス』になってしまうことです。

できれば、前向きな気持ちになるような比べ方をしたいものです。

そのためには、昨日の自分と今日の自分を比べるべきです。

そして比べた結果、良くなったところ、できたところを意識して見つけるべきです。

4.良い点を言葉にする

このことは、話し方のトレーニングだけでなく、あらゆる勉強やスキル修得をする上でとても大切です。

ぜひ、良い点を意識的に見つけていただきたいと思います。

そして、良い点を見つけたら、それをぜひ言葉にしてください。

そうすることで、自分の意識にしっかりと落とし込めます。

自分で良い点を見つけることを続けていけば、それが自己肯定感につながり、成長努力を続ける源泉になります。

人はどんなことでも、一足飛びに身についたりできるようになったりすることはありません。

地道に努力を継続することで、少しずつ身についていきます。

ぜひ、昨日の自分と今日の自分を比べ、自分の成長したところを言葉にしてください。

そして、ご自身の目指す姿に近づけるよう、学び舎トレーニングを継続してください。

 

5.『受講者の声』をご確認ください!

日本話し方センターのベーシックコースでは、講師が受講生のよい点、よくなった点をきちんと伝えた上で更によくなるには、という観点でアドバイスしています。

それがとても励みになったという受講生が数多くいらっしゃいます。

そうしたことも含めて、受講の成果をぜひ「受講者の声」でご確認ください!