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★話す際にマナーが大切な理由

私は日本話し方センターが所属するアタックスグループで人事を担当し、今まで400件以上の採用面接をしてきました。その経験を踏まえて、今回は就活生が面接時に守るべき話し方のマナーについてお話します。

就職面接において、面接を受ける態度やマナーが大事だということは誰もが認識していることです。しかし、それが必要な理由をきちんと認識している人は意外に少ないように思います。面接に限らず、話をする際の態度やマナーはとても大事なものなのですが、その理由は主に2つあります。

 

①相手に話を聞いてもらう雰囲気を作ることができる

ネットを検索してみると、マナーを守るのは相手に好印象を持ってもらうため、という記載をよく目にします。その通りなのですが、ではなぜ相手に良い印象を持ってもらうことが必要なのでしょうか。それは相手にあなたの話をきちんと聞いてもらうためです。
人は判断する際には必ず感情がその判断を左右します。これは人間が感情の動物なのでごく自然なことなのです。あなたのマナーや態度が悪いと相手はあなたに対して良くない感情を抱きます。そうすると、相手にあなたの話をきちんと聞いてもらえなくなります。例えば、あなたが学生時代に居酒屋で接客のアルバイトをしていて、そのていねいな接客がお客様に好評で固定客がついたという話をしたとします。しかし、あなたがスーツをだらしない感じで着ていて、背中も曲がっているし、終始うつむき加減で無表情だったとしたらどうでしょうか。あなたのそういうマナーや態度を見ると、面接官はその話が本当のことだとは思えないし、話を聞こうという気持ちは薄れていくでしょう。これは面接だけではなく、話をするあらゆる場面で共通して気をつけねばならないことなのです。
「話しは目で聞かれる」という言葉があるくらい、話す際の態度やマナーは大切なのです。

 

②安心して話すことができる

一方であなた自身もマナーが守れていると話がしやすくなります。
まず、上に述べたように、マナーが良いと相手はあなたの話を好意的に聞いてくれます。相手が笑顔でうなずきながら聞いていてくれると、格段に話がしやすくなります。
また、マナーを身につけていると話に集中することができます。マナーというのはお互いに不快感を与えないために作られた共通認識ということができます。これを守ることで変なところで相手の印象を悪くするかも知れない、という余計な気遣いなどをしなくて済みます。その結果、話に集中することができるのです。

 

★マナーだけを過剰に意識すると逆効果になることも

上に述べたように、話をする際マナーを守ることで、相手に好印象を与えて話を聞いてもらいやすくし、自分自身も話しやすくなります。しかし、相手に好印象を与えるのは、立ち居振る舞いや服装などのマナーに関するものだけではありません。話の仕方や表情、話の内容なども相手の印象を構成する重要な要素です。従って、マナーも含めた総合的な印象であなたの評価は決まってきます。マナーにだけ過剰とも思えるこだわりを示すことに私は賛成できません。スーツの色やベストの着用可否など細かい所を気にする人がいますが、私はそこまで気にする必要はないと思っています。先に述べたように、相手があなたの人柄をどのように判断するかは服装だけではないからです。
相手にあなたの良さを適切に理解してもらえるマナーを心がけてください。

★面接時に気をつけるべき話し方のマナー

それではマナーのどういう点に気をつけるべきか、幾つか具体的にお話します。但し、ここでは相手にきちんと話を聞いてもらうという点に絞ってお話しします。

 

①あいさつ

面接官の最初の印象はあなたの第一声で決まることがとても多いです。初めのあいさつを元気よく行えば面接官は間違いなく好印象を持ちます。なので、ぜひ大きな声で元気よくあいさつをしてください。あいさつをする際に気をつけるべきことが2つあります。

1つ目は、少し高めの声であいさつをすることです。
低い声だと、おとなしく暗い印象を与える可能性があります。そうするとあなたの持っているパワーなどが面接官に適切に伝わりません。高い声は活気があり相手に明るい印象を与えます。ぜひ少し高めの声であいさつしてください。

2つ目は、あいさつをした後におじぎをすることです。
「失礼します」「ありがとうございました」などあいさつをしてからおじぎをするのです。言葉とおじぎを同時にするよりもこの方が相手にはよい印象を与えることができます。これは世にトップセールスと言われている人が必ず実行していることです。ということは、ビジネスの世界では一般的に礼儀正しいと認められているやり方ということです。ぜひ実行してください。

 

②おじぎ

上に述べたように、あいさつをした後におじぎをします。その際、体を45度に曲げて頭を3秒間そのまま止め、その後ゆっくりと頭を上げてください。ポイントは3秒間止めるということです。3秒間しっかりと止めることでとてもていねいなおじぎになります。このおじぎもトップセールスの人は必ず実行しています。世の中の決定権を持っている人には好印象を与えるおじぎの仕方として認められているものですので、これもぜひ実行してください。

 

③うなずき、あいづち

面接官が質問や話をしている時は、テンポ良くうなずいたり「はい」「ええ」などのあいづちを打ちながら話を聞きましょう。面接というと話すことに意識を向けがちですが、面接官は話を聞く態度や姿勢にも注目しています。人の話を聞く態度は、就職してからお取引先との人間関係を作ったり、社内コミュニケーションを取る上でも、非常に重要なファクターです。なので、就職面接でもしっかりと見られますので、日頃から人の話を聞く態度はトレーニングしておいた方がよいでしょう。

 

④服装

最後に服装です。上に述べたように服装は過度に神経質になる必要はありません。だらしない、不潔などの悪い印象を持たれなければよいでしょう。ネクタイが曲がっていないか、スーツのポケットのフラップはきちんと外に出ている(または中に入っている)か、シャツがズボンから出ていないか、など常識的な範囲でチェックしましょう。

 

★実際にベーシックコースを受講した就活生の声

上に述べたようなマナーを身につけると自分に自信を持つことができます。過去に日本話し方センターのベーシックコースを受講したある就活生は、話し方とともに話す際のマナーを身につけ、見事に4社からの内定を得られました。その受講生はコース最終回のスピーチで次のような話をされました。
「私は面接であがらずに話したいと思い、このコースを受講しました。しかし、受講しているうちに『自信あふれる話が良い印象を与える』ということに気付きました。このコースで話し方や話す際のマナーをトレーニングするうちに次第に自信がついてくるのを感じました。その結果、ありがたいことに4社から内定をいただくことができました。面接官の方から『あなたの話を聞くだけで我が社で活躍したいという熱意が伝わる』という言葉をいただき、本当に嬉しかったです」

 

★話す際のマナーも学べる講座

今回は就活生が面接で話す場合のマナーについてお話しました。冒頭にも述べましたが、マナーは採用面接だけでなく話をするあらゆる場面で大切です。マナーが悪ければ話を聞いてもらえないのです。
日本話し方センターのベーシックコース2日間集中セミナーでは、話の仕方に関して、発声の仕方、滑舌、内容の組み立て方などあらゆる切り口でご指導しています。それと同時に話す際の態度やマナーについても学んでいただいています。話をする目的は、相手に自分の言ったことを理解、共感してもらい、時には話したとおりに行動してもらうことです。相手に悪い印象を与える態度、マナーでは、いくら相手に伝わる話し方ができたとしても、共感したり、言ったとおりに行動したりしてもらえません。そういう意味で態度、マナーは話し方と同じくらい、とても重要だと思っています。
上にご紹介したように、過去に多くの就活生が受講されて見事に内定を勝ち取られています。ぜひ参加をご検討ください!