目次
1.雑談が苦手
日本話し方センターのベーシックコースの参加者には
「雑談が苦手で仕事仲間とも上手く話せないんです・・・」
という人が、少なからずおられます。
確かに、雑談が苦手ではない人でも、余り親しくない人との日常会話は少なからず気を使うのではないでしょうか。
私たちは、日常の中で雑談をする機会がかなりあります。
その時間を楽しく意味のあるものにできたら、今まで以上に毎日を快適に過ごせることでしょう。
今回は、雑談を楽しく行うためのポイントについてお話します。

2.雑談の目的は『良い人間関係作り』
まず最初に抑えておきたいことがあります。
それは、『雑談の目的』です。
あなたは、雑談の目的を考えたことはありますか?
また、目的を意識して雑談をしたことがありますか?
多くの方が、そうしたことは意識しないと思います。
しかし、私たちは話をする時、必ずその話をする目的があります。
それを意識し、その目的に沿った話し方をすることで、話は格段に効果的なものになります。
雑談にも目的があります。
それは、
『親しみを深めてよい人間関係を作る』
ことです。
ビジネス会話は、物事を決めたり情報を共有したりすることが目的ですので、論理的な話し方が求められます。
一方、雑談は、よい人間関係をつくることが目的ですから、論理的ではなく、お互いに共感できる話し方がとても重要です。
これを意識するとしないとでは、会話の仕方が全然違いますので、まずこの目的を意識してください。
では、お互いに共感できる話をするには、どうすればよいのでしょうか。
その基本的なスタンスは『相手の気持ちを考える』ことです。
相手の気持ちを考えながら、雑談を共感的に進めるために具体的に行うことは、主に3つあります。
3.相手の話を肯定的に受けとめる
まず1つ目は
『相手の話を肯定的に受け止める』
ということです。
私たちは、話をしていると、どうしても感情が動いてしまいます。
そして、自分の気持ちに沿わない話になると、その感情がつい言葉に表れてしまいます。
- 「そんなことないでしょう!」
- 「え~! それはどうかな~」
- 「そんなことどうでもいいでしょう!」などなど
こういう話し方をしてしまうと、親しい間柄であっても相手は少なからず不快に思い、会話はギクシャクしたものになってしまいます。
- 「ああ、そうなんだね~」
- 「確かに、そういう考え方もあるよね~」
- 「それも意外に大事かもね」
自分の感情や考えは横に置いて、常に相手の話を肯定的に受け止めることを意識しましょう。

4.相手に話してもらう
ポイントの2つ目は
『相手に話してもらう』
ことです。
雑談をしていると、誰しも
「自分から何か話をしないといけない」
と思ってしまいます。
そして、話すことが思いつかないと
「何か話さないと!」
と焦ったりします。
しかし、雑談の目的は相手と良い人間関係を築くことでした。
そのために共感的に会話を進めることが肝要でした。
そうであれば、自分が話すのではなく、相手に話をしてもらうようにしてはどうでしょうか。
大抵の人は自分の話をしたいと思っているものです。
話すのが苦手な人でも、自分の話せることだったら喜んで話したい、と思うでしょう。
なので、自分が話すことを優先するのではなく、他の人が話しやすいように会話を運ぶことを心がけましょう。
そのためには、相手に質問することが効果的です。
- 「その服の色、素敵ですね! 赤色が好きなんですか?」
- 「へ~、それは大変でしたね~。それからどうなったんですか?」
- 「そういう時ってどういう気持ちになるんですか?」
このように、相手が話しやすい質問をしながら会話を進めると、楽しく雑談をすることができます。

5.うなずく、あいづちを打つ
そして3つ目のポイントは
相手の話をうなずいたり、あいづちを打ったりしながら聞く
ことです。
話をしている人は、聞いている人がうなずいたり、「へ~」「うん、うん」とあいづちを打ったりしてくれると、とても話しやすいのです。
このことは、皆さんも実感されたことがあるはずです。
ぜひ雑談に限らず、話を聞く際は、うなずきやあいづちを意識的に行ってください。
相手に「ああ、この人は私の話をちゃんと聞いてくれている」と思ってもらえるので、人間関係が格段に良くなります。
6.コミュニケーションスキルを磨きませんか?
日本話し方センターのベーシックコースや2日間集中コースでは、日常会話やビジネス会話で活用できる話し方やコミュニケーションの取り方を体系的に学んでいただけます。
その効果は多くの受講生が実感しています。
ぜひ受講者の声をご一読の上、ご受講ください!