自分はあがり症だという人は本当に多いですね。私は日本話し方センターが所属するアタックスグループ主催の社長塾でも講師を務めています。その受講生は経営者ややがて経営者になる方々ですが、ほとんどの人があがり症で人前で話すのが苦手だと仰います。しかし、経営者なら自分の考えていることや会社の方向性を社内外の関係者にきちんと説明しなければなりません。経営者でなくても人前で話すなら相手が納得できる話をしたいですよね。そのためにはあがりを乗り越えて、楽しく話せるようになるべきです。

では楽しく話すにはどうすればいいのでしょうか。今回はそのポイントを4つお話します。

楽しく話すポイントの1つ目は「話したくなる話題(ネタ)を探す」ということです。人前でスピーチをするのは誰でも緊張するものです。その緊張を乗り越えて楽しく話すためにはいやいや話をするのではなく、積極的に「話したい!」と思えるとよいですね。そのためには何を話すかがとても大切なのです。

例えば、今まで人前で話をする時あがって頭が真っ白になっていたけど事前に何度も声に出して練習したら落ち着いて話せた、という体験をしたとします。こうした成功体験は一種の高揚感があって自ら話したくなりますよね。成功体験以外にも珍しい話や聞けば得をする話などは誰しも「聞きたい!」と思うでしょう。聞き手に歓迎される話なら話し手もワクワク感とともに楽しく話ができます。逆に「こんな話でいいかな」と思うような話題では、気持ちが乗らないので自信を持って楽しく話すことはできません。自分が「話したくなる話題」を選ぶことが何よりも重要なのです。

ポイントの2つ目は「選んだ話題で何が言いたいかを決める」ということです。1つの話題から言いたいことは複数出てきます。上に書いたスピーチの成功体験を例にすると、「話す前にしっかりと準備しよう」「何にでもチャレンジしよう」「人前での話が楽しくなった」など複数の違った切り口で話をすることができます。この中で自分が一番しっくりくる「言いたいこと」を選ぶのです。この「言いたいこと」が納得できると気持ちの持ち方が驚くほど違います。納得できる話は自分でもその違いがハッキリと分かるくらい気持ちを乗せて話すことができます。ぜひ話す前に「これが言いたい!」ということを充分に吟味してください。

楽しく話すポイントの3つ目は「抑揚をつけて話す練習をする」ことです。聞き手が「いい話だな」と思う時は必ず聞き手の心が動きます。人前で話す際、抑揚のない一本調子で話す人が多いのですが、この話し方では聞き手の心を動かすことはできません。いくら内容がよくても聞いていてつまらないからです。聞き手の心を動かすためには、抑揚をつけて感情豊かに話す練習をせねばなりません。練習の最初の頃は無理矢理に感情を込めて話すことでよいのです。そのうちに自然に感情を乗せて話すことができるようになり、それが楽しさに変わってきます。

そしてポイントの4つ目は「笑顔で話す」ことです。日本話し方センターの各コースを受講している人の中にも、講師から笑顔で話すようアドバイスされ、それを実行することで「話すことが楽しくなってきた」という人は少なくありません。無理矢理にでも笑顔を作ると、気持ちも明るくなりますし声のトーンも高くて明るいものに変わります。また、自分の話し方に自信が持てるようになります。笑顔という「形」が、次第に「心」を変えるのです。

話したくなる話題を選び、その中で納得できる「言いたいこと」を見つけ、感情を込めて笑顔で話す練習をすれば、人前で話すことが楽しいと感じることができるようになります。ぜひこの中の一つでもいいので実行してみてください。

あがり症だった多くの人が、日本話し方センターのベーシックコースを受講した後は人前で話すことが楽しくなった、と言っていただいています。ぜひ一度無料体験教室に参加して、どのような教室かご自身の目でご確認ください!