目次
1.話し方をリスキリングする
時代の変化とともに、人々のコミュニケーションの取り方も変わってきています。
例えば、部下や後輩のことを今では「さん」付けで呼ぶのが当たり前ですが、昭和・平成の頃は呼び捨てにすることが当たり前でした。
また、少し前までは、上司は偉い人という認識が一般的で、『上から目線』という言葉はありませんでした。
しかし、現在では、「あの課長、何かと上から目線でものを言ってくるんだよね」といった会話が、あちらこちらで聞かれます。
このように、人々の認識がどんどん変わってきています。
40代以上の人が、その変化に合わせたコミュニケーションの取り方、話の仕方を学び直すことは、とても大切です。
自分のコミュニケーションスキルを時代に合ったものにすることで、社会人として活躍する領域が広がっていくからです。
こうした意味で、40代以上の方には、ぜひ話し方を学び直してもらいたいと思っています。
私たちの話し方教室には、40代~60代の方が多数参加されています。
「この歳になって話し方を学ぶなんて、ちょっと恥ずかしいなぁ」
このように思われている方も多いと思いますが、そんなことは全くありません。
今後の人生を考えると、今が一番若い時です。
そう考えて、ぜひ一歩を踏み出してみてください。

2.スキル修得でトレーニングは必須
ところで、話し方をリスキリングする際に重要なことがあります。
それは、地道にトレーニングを積むことです。
私たちはこれまで生きてきた中で、自分のスタイルを作ってきています。
話し方にも確立された自分のスタイルというものがあり、それは簡単には変えられません。
例えば、読んだ本に「相手の話をうなずいて聞きましょう」と書いてあったとします。
しかし、そうした単純なことでも、実行することはなかなかできないものです。
従って、話し方を変えるには、それなりのトレーニングを行って、体に染みついているスタイルを根本的に変えねばならないのです。
まさに『リスキリング』です。
私たちの話し方教室では、毎回、前半に話し方に関する講義をした後、後半に受講生が2分間のスピーチを行います。
先にも述べたように、話し方は講義を聞いただけでは決して上達しません。
後半の実習にいかに積極的に取り組むかで、上達の度合いは大きく変わります。
自宅でそのテーマに関するスピーチを作成して声に出して練習してきた人は、確実に話し方が上達して自信にあふれた態度に変わっていきます。
以下に、その例をご紹介しましょう。

3.話し方教室受講生Nさんの例
ベーシックコースの3回目と4回目の実習テーマは「あいさつを実行して」です。
私たちは、スムーズなコミュニケーションには人間関係が大きく影響すると考えています。
その人間関係を良くする話し方や振る舞いについても、力を入れてご指導しています。
その一環として、コースの初回に、あいさつの目的やその目的に沿った具体的なあいさつの仕方などを伝えています。
受講生にはその講義内容に沿ったあいさつを日常の中でして、相手の反応や自分の気持ちの変化などをスピーチしてもらっています。
この課題にきちんと取り組んだ人は、人間関係が明らかに変わったことを実感して聞き応えのあるスピーチをされます。
先日、受講生のNさんは、このテーマで素晴らしいスピーチをされました。
その内容は次の様なものでした。
「私には小学生の息子がいます。
彼には常日頃、『大きな声であいさつしないとダメだよ!』と言っていますが、なかなか言った通りにあいさつしませんでした。
しかし、このコースの初回にあいさつの講義を聞いて、あいさつは自分からするものだ、ということに気付きました。
それからは、私から息子に大きな声で元気よく「おはよう!」とあいさつするようにしました。
すると、すぐに息子から大きな声で「お母さん、おはよう!」とあいさつをかえしてくれました。
その時、私は気付きました。
大きな声であいさつをしていないのは、子供ではなく私自身だったんだ、と。」
Nさんは最初に皆さんの前で自己紹介をした時は、話す声が小さく、あがっていることがハッキリと分かる話し方でした。
しかし、このスピーチをする前に、自宅で何度も原稿を書き直し、声に出して30回以上練習したそうです。
その結果、このスピーチでは別人のように落ち着いた態度で、大きな声でスピーチをされました。

4.成長には『素直さ』が欠かせない
Nさんは、自分の話し方を見事に変えられました。
その成功のポイントは、『素直さ』にあります。
Nさんは講義内容を素直に受けとめて、大きな声で元気のよいあいさつを実行しました。
聞いたことを実行したNさんの素直さが、息子さんの行動を変えたのです。
そして何事もまず自分がやらねばならない、という大切な気付きを得たのです。
また、Nさんは、ご自分に改善すべき点があったことに気づき、素直にそれを認めました。
ベーシックコースの受講生の様子を見ていても、自分の改善点に気付いて素直にそれを認める人は、話し方も、また話している内容も必ず大きく変わっています。
人は、自分の改善点になかなか気付きませんし、気付いても認めようとしません。
なので、自分の改善すべき点を認めるだけの素直さがある人は、講義で伝えていることや講師のアドバイスなどを素直に受け入れてくれます。
そして、素直に努力を重ねます。
自宅でしっかりとスピーチ原稿を作って練習してきてくれます。
そういう人は話し方もコミュニケーションの取り方も、劇的に改善されています。
Nさんは、素直な気持ちと積極的な取り組みによって、見事にご自身を変化させたのです。
5.プロのアドバイスを受けて話し方を改善しましょう!
ベーシックコースでは、話し方のプロである講師が、受講生一人ひとりの特徴に合わせた最適なアドバイスを行い、話し方に磨きをかけるサポートをしています。
それらのアドバイスを素直に受け入れて改善練習に積極的に取り組んでいる人は、確実に話し方が上達します。
あなたもぜひご受講ください!