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★ある研修会での感想

先日、ある研修会に参加してきました。ベテランのコンサルタントが講師を務めておられましたが、正直、少し驚きました。ずっと投影資料を見て読み上げています。時々解説をしていましたが、その話し方もたどたどしいもので、かなりあがっているようでした。結局、講師の話し方が気になってしまい、その研修会ではあまり学びや気づきは得られませんでした。この講師は真面目そうな方だったので、この研修のためにかなり事前に資料などを準備されたのだと思います。しかし、話の仕方については準備やトレーニングをされなかったのでしょう。層だとしたら、とても勿体ないことです。どんなに素晴らしい内容を準備しても、それを伝える話し方が良くなければ、せっかくの良い内容も聞き手には伝わりません。そこで、今回はプレゼンをする際の注意点を幾つかお伝えします。

★話す時は聞き手の方を見る

1つ目のポイントは、話す時は必ず聞き手の方を見る、ということです。
原稿や投影資料をずっと見ながら話をするのは、単なる読み上げであり、プレゼンではありません。プレゼンの目的は、聞き手の心を動かすことです。ずっと聞き手を見ずに話をしていたのでは、聞き手は自分に向けられたメッセージだとは絶対に思えません。その結果、どんなに分かり易い話をしても、聞き手にとっては自分とは関係のない、心に響かない話になってしまいます。原稿を見る時には話す内容を確認するに留めて話しはせず、話す時には原稿から目を上げることが大切です。また、ずっとスクリーンを見ながら話すのも要注意です。目線は常に聞き手に向けることを心がけてください。

★聞き手の反応を見る

2つ目のポイントは、話した後の聞き手の反応を見る、ということです。
上に述べたように、プレゼンは聞き手の心を動かせたかどうかが大切です。そのためには、話をしながら聞き手の反応を確認せねばなりません。同じことを伝えるにしても、聞き手に合った話し方やストーリー、例話があります。例えば、若い世代の聞き手に松下幸之助の話をしても、なかなか共感してもらえません。うなずくなど、熱心に聞いているそぶりの人が多い場合は、今のプレゼンでよいでしょう。しかし、首をかしげたり、話に集中できていない様子の人が多い場合は、話の仕方や説明のロジックを少し変える必要があります。もちろん、これを臨機応変に行うのは準備やそれなりの経験が必要です。しかし、まずは、話しながら聞き手の反応を見る、ということを習慣づけることが重要です。

★話と話の間に「間」を取る

3つ目は、一文を短くして、話と話の間に空白、つまり「間」を入れる、ということです。
マシンガンのように矢継ぎ早に早口でプレゼンする人がいますが、そうした話を聞き手は充分に吸収できません。話をする場合、聞き手がその話を理解する時間を作ってあげねばなりません。そのためには、まずきちんと理解できるように、一文を短くする必要があります。そして、その一文を理解する時間を確保するために、話し終えた後、しばらく黙ります。その間に、聞き手の反応を見るのです。

★資料をきちんと読み上げる

4つ目は、用意した資料はきちんと読み上げる、ということです。
私が参加した研修会の講師のようにずっと資料を読み上げているというのは行けませんが、逆にせっかく用意した投影資料を読み上げずに、いきなりその解説をするプレゼンターがよくいます。多分、自分は何が書いてあるのかわかっているので、それを単に読み上げるだけでは価値がない、と思ってしまうのでしょう。しかし、聞き手はその資料を初めて見ます。何が書いてあるのか、当然知りません。書いてあることと違うことを話されると、読めばいいのか、聞けばいいのかわからなくなってしまいます。用意した資料の内容はきちんと伝えた上で、その解説を行うべきです。

★プレゼンのコツも学べる教室です!

以上、いくつかプレゼンのポイントを申し上げましたが、これらは頭で理解してもなかなか実践できません。日本話し方センターの話し方教室では、プレゼンに特化したコースはありません。しかし、ベーシックコース2日間集中セミナーでご指導している内容は、話をするあらゆる場面で応用できるものですので、プレゼンにも応用していただけます。ぜひ受講をご検討ください!