日本話し方センターの話し方教室は、単に話し方を改善したりあがらずに話すテクニックをお伝えしているだけではありません。

相手に受け入れられる話し方をして、人間関係をよくすることを大きな目標にして様々なことをお伝えし、ご指導しています。

しかし、お伝えしていることのほとんどに共通している点が一つ、あります。

それは、シンプルだ、ということです。

例えば、このようなことです。

・聞き手に届くような大きな声で話しましょう

・笑顔で話しましょう

・話す前にどういう話か短い言葉で伝えましょう

どれも、聞けば「なんだ、そんなことか」と思うようなことばかりです。

本を読めばこういうポイントは、これでもか、というくらい書かれていますよね。

でも、現実には、こうしたシンプルなことがなかなかできない人が驚くほど多いのです。

 

シンプルなことがなぜ思うように実行できないのか。

その理由は主に2つあります。

1つ目は、自分だけではどの程度やればいいのかわからないからです。

人は自分のことは驚くほど認識できていません。

例えば、話し方教室ではこういうやり取りが時々あります。

講師「もっと大きな声で話しましょう」

受講生「先生! 私、精一杯大きな声を出しています。これ以上出せません」

講師「じゃあ、ビデオに撮って話している様子を見てみましょう。

(ビデオに撮って再生するのを見てもらって)

いかがですか?」

受講生「あ~、本当にこんな小さな声なんですね。自信がない感じにも見えますね」

やるべきことは理解できても、それをどの程度やればいいのか、という点は非常に重要です。

しかし、これが自分ではなかなか判断できないので、シンプルなことも実行しにくいのです。

 

シンプルなことが実行できない2つ目の理由は、人は以前と違うことをやるのに抵抗があるからです。

今まで小さな声で話していた人が大きな声で話すには、自分の殻を破る必要があります。

でも、それはある意味では、過去の自分を否定することになります。

過去の自分を否定するのはとても勇気がいります。

その勇気を出して一歩を踏み出すことは、なかなかできることではないのです。

 

では、どうすればいいのでしょうか。

それには、他の人に見てもらうのが効果的です。

その声の大きさで充分か、自分以外の人に判断してもらうのです。

そして、大きな声で話すようになる、と他の人に宣言すれば、自分の殻を破る勇気も持てるでしょう。

話し方教室なども、そういう役割を果たしていると思っています。

専門家がどの程度やるべきかを適切に提示します。

また、大きな声で話すなど、今までの自分には抵抗のあることを、あえてやってもらうことで殻を破ってもらう場でもあります。

世の中の大切なことは、結構、シンプルなものが多いのです。

だから、そういうものは、聞けば「わかる」。

でも、それが「できる」ようになることが難しいものです。

他の人や場を活用することで、新たな道が拓けます。

 

日本話し方センターのベーシックコース2日間集中セミナーは、改善すべきことをどの程度やればいいか適切にご提示します。

また、教室は恥をかく場だと割り切ってもらって、自分の殻を破るお手伝いをしています。

ぜひ上記リンクからホームページをご確認ください!