コロナ感染拡大をきっかけに在宅勤務が普及し、それとともにオンライン会議も一気に身近な存在となりました。多くの方が日常的にオンライン会議に参加されていると思います。それとともにオンライン会議にはリアルの会議とは異なる難しさがあることも感じておられるのではないでしょうか。とくによく耳にするのが「オンライン会議だと話しにくい」ということです。

リアルの会議ではその場を支配する空気が感じられます。そのおかげで発言をしている際に「聞いてくれている」「私が言っていることが受け入れられている」と肌で感じることができます。しかし、オンライン会議ではパソコンのディスプレイ越しなので残念ながらそうした空気を感じることができません。従って、発言している際には他の参加者の表情や態度などを見て、聞いているか、受け入れてくれているか、を判断することになります。
ところが、オンライン会議の出席者はたいていの場合無表情で、何の反応も示さずに聞いていることがとても多いのです。そのため発言者は「何だか話しにくいなぁ」という気持ちに少なからずなってしまうのです。
かく言う私自身、最近「顔が恐くて起こっている感じがした。非常に話しづらい」とある人から指摘されてしまいました。私がオンライン会議で「話しにくいなぁ」と思っているのと同様の思いを、他の人も発言を聞いている私の表情や態度を見て思っていたのです。大いに反省するとともに「どうしてそうなったんだろう」と考えてみました。その結果、職場と自宅のモードの違いに原因があるのではないか、ということに気付きました。
会社に出勤しているときの意識は「職場モード」になっています。職場での自分を演じているような面があり、振る舞いや話し方も自然に他の人を意識したものになっています。このことは以前のブログ「オンラインでは役を演じるつもりで話そう!」でも述べました。しかし在宅勤務をしていると、自宅はパーソナルな空間ですので意識は自然と「自宅モード」になっています。「自宅モード」では自分を演じるという意識はかなり薄くなります。従って会議をしていても、職場のようには他の人を意識した振る舞いや発言はしなくなっています。その結果、上に指摘されたような恐い表情になっていたのです。
それ以来、私は自宅でオンライン会議に出席する際は「職場モード」を意識するようにしています。具体的には、次のようなことを心がけています。
★笑顔を維持する
「自宅モード」では油断するとすぐに無表情になりますので、意識して笑顔を維持するようにしています。
★うなづく
うなづきは話し手にとって大いに励みになります。なのでできるだけうなづくようにしています。画面では小さな動きでは相手にはわからないので少し大げさにうなづくようにしています。
★あいづちを入れる
状況が許せば「うん」「なるほど」などのあいづちを入れながら聞きます。但し、オンライン会議では発言者以外はマイクをオフにしていることが多いのであいづちを入れられるのは少人数のミーティングに限られます。
★カメラを見る
多くの人は、オンライン会議中、画面に映る相手の顔を見ています。相手の顔を見ていると、カメラはその位置にないので、画面の向こうの相手には聞き手が少し下を見ながら聞いているように見えます。カメラを見て聞けば相手は自分の顔を見ていると思ってくれます。これも話し手にとってはモチベーションになりますので、できるだけカメラを見て聞くようにしています。自分が発言するときも、同じようにカメラを見ながら発言するようにしています。
皆さんも自宅でオンライン会議に参加する場合はぜひ「職場モード」を意識してください。