先日、ファシリテーションセミナーをオンラインで開催しました。会議を生産的に進めるにはどうすればいいのか、ということを演習を含めてお伝えするセミナーです。数年前から集合形式で開催していて、昨年からはオンラインでも開催しています。
さて、こうしたセミナーをオンラインで開催していつも感じていることがあります。それは、演習で発言している人のテンションが低い、ということです。

リアルの会議では数人の人が同じ部屋にいます。その場に身を置いているので自然と意識も会議モードになります。意見を言うときも参加者に自分の考えを伝えよう、という意識が働きます。しかしオンラインでは自宅の部屋に自分1人しかいないことが多いですね。自分1人しかいないとニコニコしたり大きな声で話すことにはどうしても違和感があります。従って、そうした状況では自然にテンションは低くなります。

実際、私も以前自宅からオンライン会議に参加している時、自分の声がかなり低くてささやくようになっていることに気付いたことがありました。数人が出席している会議だとわかっていても私の意識はいつもの部屋にいるという感覚に支配されていたのです。こんな話し方ではどんなによい意見を言ったとしても聞き手は「横田は話すのが面倒くさいのかな?」「本当にそう思っているのかな?」と思ってしまうでしょう。これではいけない、と反省しました。

私は以前から仕事をする場面ではそれに相応しい自分を演じなければならないと思っています。オンラインで話す時も自分を演じることを意識してテンションを高めなければならないのです。実は、リアルの会議で話をする時も自分の意見に自信がなかったり、発言すること自体に苦手意識があるとテンションは低くなります。それがオンラインなら上に述べた環境も影響して更にテンションが低くなります。従って、かなり意識してテンションを上げた話し方を心がけるべきなのです。

とは言え、テンションを上げよう! と思っただけではなかなか活気のある話し方はできないかも知れません。ではどうすればテンションを上げて話すことができるのでしょうか?

まず、1つ目は「高めの大きな声で話す」ということです。
直接人と会って話をする場合でも声の大きさと声の高さは説得力に大きく影響します。大きな声は自信の表れです。また、高めの声は明るい感じがして好感が持てます。オンラインではささやくような声でも相手には聞き取れます。しかし聞こえるだけで相手に訴えかける力は弱いのです。
ぜひ普段より高めの、1.5倍から2倍くらいの大きな声で話してみてください。

2つ目は「カメラを見て話をする」ということです。
リアルの会議やスピーチでも目線が下がったままの話は、全く説得力がありません。よく政治家が記者会見でずっと原稿に目を落としたまま話している姿を見かけますが、見ている方は全く説得力を感じないですよね。オンライン会議では画面に映る参加者の顔を見ながら話すことがよくあります。しかしこの場合でも、カメラはPCの画面の上についているので、他の人から見ると目線が下がったまま話しているように見えてしまいます。
なので、他の人が「目線があがっているな」と思えるよう、しっかりとカメラを見て話す必要があるのです。最初は不自然な感じがして話しにくいかも知れませんが、次第に慣れてきます。

3つ目は「笑顔で話す」ということです。
これもリアルと共通していることですが、話をする時は笑顔で話すと圧倒的に説得力や信頼感が増します。なので笑顔で話すことはとても効果的なのですが、オンラインで自分1人しかいない状況では意識しないとなかなか笑顔にはなりません。人によっては初めはぎこちなく感じるかも知れませんが、常に意識している内に自然に笑顔が出るようになります。

高くて大きな声、カメラ目線、笑顔の3つをぜひ意識してください。オンラインのみならずリアルの場でも圧倒的に説得力のある話ができるようになりますよ!