目次
1.新入社員研修に登壇
1月のはじめに、日本話し方センターが所属するアタックスグループ全体の新入社員研修がありました。
新入社員は各地にいるので、オンラインでの研修です。
その中で私も4時間もらって、話し方の研修を行いました。
4時間ですので、話し方の本格的なトレーニングはできません。
しかし、
- 話し方の改善はなぜ必要なのか?
- 上手な話し方に必要な要素とは何か?
- 日常の話し方で気をつけるべき点は何か?
などについてお話しました。
幸い、新入社員の皆さんには好評で、楽しく研修を進めることができました。

2.「え~、あのー」を取るワーク
研修の中で、話し方を改善するワークを一つ、取り入れました。
それは「え~、あの~」という言葉ぐせを取るトレーニングです。
あなたは、話している途中で「え~、あの~」というくせがありますか?
ほとんどの人が、話している途中でこのような言葉ぐせを言っています。
しかし、言葉ぐせが多いとそれが邪魔をして、話しを聞いてもらえなくなります。
また、言葉ぐせを言う分、話す時間が長くなるので、できるだけ言わない方が良いのです。
Zoomのブレイクアウトルーム機能を使って参加者を5人程度のグループに分けます。
そして、1人ずつ順番に1分間、話をしてもらいました。
話の内容は何でもいいのです。
1分間、とにかく「え~、あの~、ん~、とぉ、えと、でぇ、」などの言葉ぐせを言わずに話す、というワークです。
3.ワークの成果
始めて見ると、最初の一言目で「え~、田中です」と、ごく自然に言葉ぐせが出る人もいました。
笑いながらも皆、苦戦しています。
しかし、何度かやるうちにコツがわかってきたのか、最初は5秒しか話せなかったのが20秒、40秒と言葉ぐせを言わずに話す時間が長くなってきました。
最後は、ほとんどの人が言葉ぐせを言わずに1分間話すというミッションを達成していました。
終わってから、参加者の感想を聞いてみると、
「1分間、『え~、あの~』を言わずに話せて良かったです」
「何度かやるうちに言葉ぐせを言わないコツがわかってきました」
などという声が聞かれました。
4.言葉ぐせをなくすコツ
言葉ぐせを言わないコツは、次の2つです。
- ゆっくりと話す
- 文と文のあいだに間を取って話す
私がこのワークを行ってうれしかったのは、参加者がワークをやりながらこのコツに気付いてくれたことです。
「言葉ぐせを言わないようにゆっくり話したら、とても話しやすかった」
「ゆっくり話している人の話は聞きやすいことがよくわかった」
「話の途中に沈黙する間を取るのが怖かったが、間を取っても怖いと思わなくなった」
「自分が今までいかに早口で話していたか実感できた」
一般に若い人は早口です。
あまり話を整理しないで、矢継ぎ早に話す人がほとんどではないでしょうか。
しかし、それでは独りよがりの話し方になってしまい、相手に伝わる話はできません。
また、年齢を重ねるに従って、早い話は聞き取りにくくなります。
世の中のキーマンにはそうした聞き取りにくくなりつつある年代の方が多いのです。
そうした人たちにきちんと自分の話を聞いてもらうには、ゆっくり話す必要があります。
ゆっくり話すことで、話す前に話を整理する余裕も生まれます。
今回の参加者が、この研修での経験を踏まえて、これから以前よりゆっくり話すようになることを切に願っています。
5.伝わる話し方を学びましょう!
日本話し方センターのベーシックコースや2日間集中セミナーでは、話し方のプロである講師のアドバイスを受けながら、ゆっくり話すトレーニングをすることができます。
また、それ以外にも、人に伝わる効果的な話し方を受講者の特徴や要望に合わせて、個別にご指導しています。
ぜひご受講ください!