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★話しに自信が持てればあがり症は改善できる

日本話し方センターのベーシックコースの受講生の8割以上が、『人前であがらずに話したい』ということが受講動機です。しかし、そういう人たちの話をよく聞いてみると『話がまとまらず何を言っているのかわからなくなる』『話の途中で言葉が続かず詰まってしまう』ということもあがり症と同じくらいの悩みだという人が多いのです。つまり、話がまとまっていない、言いたいことが上手く言えないということがあがり症の原因になっているようなのです。確かに、話が苦手な人は話すこと自体に緊張するので、人前でのあがり症克服も伝わる話し方への改善も根本は同じです。相手に伝わる話し方ができるようになれば自信が持てるようになって緊張は抑えられます。では、伝わる話ができるようになるには何に気をつければよいのでしょうか。

★短く話すことを意識する

人に伝わる話をする上で重要なことは「短く話す」ということです。聞いていて「長いなぁ」と思われる話は、決してわかりやすい話ではありません。

日本話し方センターのベーシックコース2日間集中セミナーでは、話し方のトレーニング方法として、教室の前に立って2分間のスピーチを行っています。これによって人前で話す際のあがり症を治すことができます。またこの実習で「短くわかりやすく話す」訓練ができます。2分間という短い時間で聞き手に理解してもらえる話をすることはとても難しいことです。受講し始めた頃はほぼ全員が2分を30秒前後オーバーしてしまいます。つまり、話が長いのです。
30秒くらいのオーバーならいいじゃないか、と思われる方もいらっしゃるでしょう。しかし、実際に2分を超えるスピーチを聞いていると「長いなぁ」と感じます。それは言いたいことに関係がない余計なことを話しているからです。そういう話は聞き手に「この人は何が言いたいんだろう」と思われてしまいます。

★余計な話は前置きに表れる

では、余計なことは話のどの部分に表れるのでしょうか。多くの場合、それは「前置き」に表れるのです。

例えば、次のような話をするとします。
「高校時代の親友と会う日に寝坊してしまいました。あわてて家を出たので財布を忘れてしまい、途中で取りに帰ったので約束の時間に遅れてしまいました。どんなに急いでいるときでも、落ち着いて身の回りを確認しないといけないと思いました」
こうした話をする場合に、次のような前置きを話す人が実に多いのです。
「その日は、地元福島の高校時代の親友7人と久しぶりに会うことになっていました。7人は同じクラブで、県大会出場を目指して高校3年間、元日以外は1日も休まずに厳しい練習に明け暮れました。努力の結果、県大会への出場を果たした時にはみんなで抱き合って喜んだものです。私が東京の大学に進学してからなかなか会う機会がなかったので『ついに会える!』と思うとうれしくてたまりませんでした。
しかし、前日遅くまで飲んでしまい、当日朝寝坊してしまいました。あわてて家を出たので~」

★前置きでは言いたいことに関係することだけ話す

高校時代とのクラブ活動の様子や仲間との絆の堅さなどがよくわかるスピーチになっています。しかし、このスピーチで言いたいことは『急いでいるときでも落ち着いて身の回りを確認しよう』ということです。話の前置きでは、この言いたいことに関連することだけ話せばよいのです。そう考えると、この前置きで必要なのは
「山形の高校時代の親友7人で久しぶりに会うことになった。とても楽しみにしていたが、前日に飲み過ぎてしまい朝寝坊をしてしまった」
ということだけです。その他のことは、本人は話したくてたまらないと思いますが、聞き手にとっては不要です。7人がどのように親しかったのかを詳しく述べる必要はなく、当日をとても楽しみにしていたので、寝坊をしたときにあわてた、ということがわかれば聞き手には充分です。

『相手に伝えたいこと』と『話したいこと』は別物です。しかし、残念ながら多くの人はこのことを意識せずに話をしてしまいます。人に伝わる話をするためには、まず『相手に伝えたいこと』ことをしっかりと認識し、それに関することに絞って話しましょう。

★伝わる話し方を身につけましょう!

日本話し方センターのベーシックコース2日間集中セミナーでは、上に述べたことを始めとして『相手に伝わる話し方』ができる秘訣を具体的にお伝えし、講師が受講生お一人おひとりに合った形でアドバイスしながらトレーニングをしていただいています。これらのコースで身につけていただいた話し方のスキルは一生の財産になります。ぜひご受講ください!