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★あがり症の克服方法は人それぞれ
日本話し方センターのベーシックコースや2日間集中コースの受講者の8割以上は「人前であがる」という悩みをお持ちです。あがり症を抑えて話すには幾つかの方法があり、どれが有効化は人によって違います。今回は、先日の2日間集中コースを受講されたKさんの例をもとに、あがり症克服の方法の一つをご紹介します。

★なかなかあがり症が治らないKさんの例
Kさんも人前に出るとあがるのを何とかしたい、という思いでこのコースに参加されました。このコースでは、何度も声に出してスピーチの練習をした後で参加者全員の前で話すということを繰り返します。このトレーニングを行うと、参加者はコースの中盤を過ぎた頃には全員の前で話をしてもあがっているようには見えなくなります。実際はとてもあがっているのですが、本人が意識しているほどには他の人にはあがっていないように見えるのです。しかしKさんは、セミナーの終盤にさしかかっても相変わらずあがっている様子が見て取れました。
これを見て講師は次のようなトレーニングを行いました。人がいない廊下に2人で出て、講師はKさんから7~8メートル離れたところに立ちました。
「Kさん、ここにいる私にはっきりと聞こえるくらい大きな声で話してください」
それまでスピーチをしているKさんの声はかなり小さいものだったのです。従って、このトレーニングでもどの程度大きな声を出せばいいのか変わらず戸惑っていました。
「もっと大きな声で!」
「もっと勢いのある声で!」
Kさんが話している間にも講師が度々声をかけます。すると、次第にKさんの声が大きくなって講師にはっきりと聞こえるようになり、講師が望む声の大きさになってきました。
「Kさん、いいですよ~。それくらいの大きな声でやってみましょう!」
その後、全員の前でスピーチしたKさんは、以前より大きな声で話してくれました。と同時に、あがっていると感じさせることなく堂々と話しぶりだったのです。
★聞き手が発する圧力をはね返す
大勢の前でスピーチをするとき話し手は、聞き手の目が恐くて、その視線を圧力と感じてしまいます。スピーチが苦手で気後れしている人はこの聞き手の無言の圧力に負けてしまうのです。この圧力に負けないためには、話し手も自ら圧力を発して聞き手から感じる圧力をはね返さねばなりません。そのためにとても効果があるのが「大きな声で話す」ということなのです。
大きな声で話すと、話し手には自然に勇気が湧き、自信を持って話しているという気持ちになることができます。話しているときの気持ちの持ち方は、皆さんが思っているよりもはるかに話の伝わり方に影響するものなので、少しでも自信が持てるように大きな声で話す、ということは話をする上でとても大切なことです。
一方、聞き手も大きな声で話している人の話には引き込まれます。小さな声の話は耳に迫ってこないので他のことに注意をそらしてしまいがちです。しかし、大きな声は耳に迫ってくる分、その話に意識を向けやすいのです。スピーチだけでなく、上司への報告、各種の面接、会議での発言など様々な場面で「大きな声で話す」と格段に伝わりやすくなります。普段、小さい声で話すクセがある人は少しずつでもいいので、大きめの声で話すことを意識してください。
★あがり症を治すトレーニングを受けましょう!
日本話し方センターのベーシックコースや2日間集中セミナーでは、声の出し方や滑舌、話の組み立て方や話の仕方そのものなど、話し方に関するあらゆる知識をお伝えし、それをスキルにしてもらえるようトレーニングをサポートしています。受講生一人ひとりに相応しいアドバイスを行っており、その結果、多くの人があがり症を克服されています。ぜひご受講ください!