日本話し方センターのベーシックコースを受講されている方の8割以上は、人前で話す時にあがってしまうのを何とかしたい、という動機で受講されています。しかし、そうした方々が開講後1ヶ月ほどで最初の頃とは見違えるほど堂々と話しができるようになっています。聞き手から見るとあがっているようには見えません。しかし、スピーチをしている本人は内心とてもあがっていてドキドキしながら話をしています。手足が震えている人がほとんどで、多くの受講生がスピーチが終わった途端「あ~、緊張した~」という表情をされます。しかし、こうした内面の緊張も徐々にコントロールできるようになり、3ヶ月が過ぎてコースを終える頃には、多くの方があがりを抑えて話ができるようになります。

ベーシックコースでは講座の最初の段階で「あがらずに話す方法」を講義しています。あがりを抑えるポイントは6つありますがその中でも重要なことは「充分に準備をすること」と「場数を踏むこと」の2つです。

まず、大切なことは、充分な準備をする、ということです。話し方の上達する受講生は例外なく充分な準備をして教室に来ています。なので、あがっていることを意識しながらでも何とか人前で話ができるようになるのです。スピーチをする前の準備と言えば、原稿を書いて、少し読んでみて、まぁ、これでいいだろう、と思ったらそれ以上のことはしない、というのが一般的でしょう。しかしそれでは不十分なので、本番ではまず間違いなくあがってしまい思うように話せません。ああ、もうこんな恥ずかしい思いはしたくない、と思って、それ以降はスピーチから全力で逃れることになります。

しかし、日本話し方センターのベーシックコースではもっと徹底した準備をお願いしています。原稿を作ったら最低30回、声に出して練習することが最低限の準備です。これを実行すると、ほとんど原稿を見ずに話ができるようになります。そして、実際に話してみて、今までよりは思った通りに話せた、という成果を実感できるのです。

しかし、この段階ではまだ自分自身には「あがったまま話している」という感覚が残ったままです。そこで次に必要なのが「場数を踏むこと」です。充分な準備をして「あがりながらでも何とか話せる」という経験を何度かするうちに、徐々に話している時のあがりを感じなくなってきます。段々状況に慣れてくるとあがりを自身でコントロールできるようになるのです。

あがりを抑える、ということは一種のスキルです。スキルはある程度の経験を経ないと身につきません。逆に言えば経験を積めばあがりを抑えて話すスキルは誰でも身につけることができます。従って、あがりを抑えて話ができるようになるには、経験=場数を踏むことが絶対に必要なのです。

冒頭に書いたように、多くの受講生は積極的に練習をして教室に参加されています。その努力はあがりをコントロールしながら話せるスキルを身につける、という成果となって表れます。このスキルは一生の財産になります。

人前で話すことが苦手という方は、ぜひ日本話し方センターのベーシックコースをご受講ください!