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★自分の話す姿を知らないのは自分だけ

日本話し方センターのベーシックコースでは、全12回の2回目に、全員の前で自己紹介をしてもらっています。

時間は1分程度。

その自己紹介をビデオに録画してその場で本人に見てもらいます。

ほとんどの人は自分が話す姿を見たことがありません。

なので、ほぼ全員、このビデオを見るのは嫌だ、と仰います。

しかし、逆に自分以外の人は、その姿しか見ていないのです。

恥ずかしがっているのは自分だけなのです。

そう考えると、自分の話す姿を自分だけが知らないのは、とてももったいないことだと思うのです。

こうした考えから、私たちの話し方教室では、最初に自分の話す姿を客観的に確認して、今後の改善すべき課題を自覚してもらっています。

話し方も含めて、何かのスキルを身につけようとした場合、大切なことは自分が今どういう状況にあるのかをきちんと把握することです。

現状の立ち位置を確認することで課題も明らかになってくるのです。

★思っている姿と実際の見え方は異なる

自分の話す姿を初めて見た人は、様々な反応を示します。

「こんなに何度も『え~』と言っていることに初めて気付いた」

「早口という自覚はあったけど、こんなに聞き苦しい話し方だとは思わなかった」

など、自分ができていないことを改めて認識した、という感想を口にする人がいます。

一方で

「緊張したけど、思っていたほど声は震えていなかった」

「自分が感じているほどあがっているようには見えなかった」

「思ったより大きい声で話せていた」

など、自分が思っているほど格好の悪い話し方ではなかったという感想も聞かれます。

自分で感じている内面と他の人から見える外面は違うということなのです。

 

★上手く話そうとしない

ところで、話し方教室の講義では「あがりを克服するスキル」というテーマで、あがり症を抑えて話すポイントを6つ解説しています。

そのポイントの一つに『自意識過剰にならない』というものがあります。

 

例えば、人前で自己紹介をしていて、「私の趣味は読書です」と話そうとしたところ「私は」と言ってしまったために焦ってしまい、「すみません。間違えました」などと言う人がいます。

用意してきた原稿通りに話さないといけない、上手く話さなければならない、という強迫観念にとらわれていると、このようなことを言ってしまいます。

しかし、考えて見てください。

あなたの話を聞いている人は、あなたのスピーチ原稿を手にして一字一句、間違いないかチェックしながら聞いている訳ではありません。

それどころか、話し手の方を見て聞いているけれど、頭の中では

「今日の晩ご飯は何を食べようかな」

「この人、盛んに体が揺れていて落ち着きないな、いつもこんな感じなのかな」

などと、別のことを考えていることが多いのです。

つまり、聞いている人は、あなたが思っているほど集中してあなたの話を聞いているわけではないのです。

だから、多少違う言葉を言ってしまっても、焦らずに落ち着いて話しましょう。

そうすると、上の例のように「私は」と言ってしまっても、その後に「私は読書が趣味です」と続けることができるようになってきます。

★自分を過小評価しない

ところで、上に述べたことと少し違った気持ちの持ち方もあります。

それは、自分の話し方はあがっていてみっともない、恥ずかしい、などと思い込んでいることです。

実際、

「自分は話がヘタだ」

「話している姿がみっともない」

と自分を過小評価している話し方教室の受講生は少なくありません。

しかし、先に述べた「自分が思っているほどひどい話し方をしているわけでなかった」という感想にあるように、話す姿がみっともないなどと過剰に思う必要はないのです。

人から見れば、普通に話しているように見えるからです。

 

聞き手はそれほど真剣に私の話を聞いているわけではないし、私の話している様子は自分が思っているほどみっともないとは思っていない。

そう思えば、少しリラックスして話せます。

スピーチや話し方に限らず、苦手意識のある分野はどうしても厳しい自己評価をしがちです。

しかし、「そんなに悪くない」と思えば、改善意欲、成長意欲も出てくるでしょう。

そうすれば、苦手なものでもそのスキルを伸ばすことができるのです。

★日本話し方センターで学んで、あがり症を克服しましょう!

今回は、あがり症を克服する気持ちの持ち方についてお話しました。

こうした気持ちを持って、自分の話しに自信を持つことは、とても大切なことです。

日本話し方センターのベーシックコースでは、ベテラン講師が受講生のスピーチを聞いて、できていることや、さらによくなるためのポイントを具体的に伝えています。

このアドバイスを聞いて、トレーニングをしていくと、次第に自分の話し方に自信を持てるようになり、あがらずに人前で堂々と話せるようになります。

その効果は多くの受講生が実感されています。ぜひ「受講生の声」をご覧ください。

そして、ぜひベーシックコースをご受講ください!