私はベーシックコースの最終日に受講生に修了証書をお渡ししています。お渡しする前に簡単なお話をします。毎月2回、こういう機会があるので、最近はほとんどあがらずに話せています。しかし、日本話し方センターと関わる前は、10数人を前にして話すと緊張してのどに空気があがってくる感じになりました。当然、上手く話せたという気がしませんでした。今でも話す前はそれなりに緊張します。しかし、話を始めると落ち着いて話すことができますし、自分が言いたいことも言えるようになっています。

目次
★あがり症を抑えて話す3つのポイント
日本話し方センターではあがり症を抑えて話す方法を、様々な面からご指導しています。その中でも特に私が心がけているポイントは次の3つです。
★話す内容に自信を持つ
1つ目は、自分が話す内容に自信を持つことです。最終日に話す際に、前もって話す内容を幾つか考えますが、どれも今一つしっくりこないということがあります。そういう時は、自分でも説得力のある話ができていないことがわかります。自分が納得できていない話は、自信が持てず、話しているうちに気持ちが後ろ向きになります。その結果、話している最中に「つまらない話だなぁ、と思われてるかなぁ」と不安になり、あがってしまうのです。逆に「ぜひ聞いて欲しい」と思える内容なら、積極的に自信を持って話すことができます。なので、私は事前に「この内容で話したい!」と思えるまで話を練りあげるようにしています。
★大きな声で話す
2つ目は、大きな声で話すことです。話し手は聞き手に見られている、ということを意識します。聞き手は話し手を見ることで、無言の圧力を話し手に与えています。この圧力に圧倒されてしまうと気持ちが押されてしまい、あがってしまうのです。話し手が聞き手の圧力をはね返すには、大きな声で話すのが効果的です。私は多少話に自信がなくても、話の出だしから大きな声を出します。そうすることで、話しているうちに自信を持つことができるようになるのです。
★要点列挙のあらすじを作る
そして3つ目は要点列挙のあらすじを作ることです。私はスピーチの一字一句を書いた全文式の原稿は作りませんし、丸覚えもしません。丸覚えをすると、次の言葉が出てこないと詰まってしまい、話が続けにくくなります。今まで散々そういう経験をしてきましたので、今では原稿の丸覚えは絶対にしません。その代わりに、話す内容を考えて、その要点を個条書きにします。そして、それぞれの項目で「これを話したい!」ということをまとめて何度も練習します。繰り返し練習しているうちに話のストーリーが頭に定着して、本番でもスラスラと話せるようになります。日本話し方センターのベーシックコースや2日間集中セミナーではスピーチ練習を30回以上するようにお願いしています。これを繰り返してスピーチに慣れてくると、それほど練習しなくても言いたいことは話せるようになります。準備した言葉と違う言葉を言ってしまっても、あわてずに話を続けることができます。
これを話したい、と思える話題を見つけて、その話の要点を個条書きにして、話せるようになるまで準備をします。本番では、大きな声で聞き手が発する圧力をはね返しながら話すことができれば、納得のできるスピーチができます。
これらはすべてベーシックコースや2日間集中セミナーでお伝えしている内容です。それ以外にも話し方全般について、受講生お一人おひとりに合ったトレーニングを提供し、受講された多くの方がその成果を実感されています。ぜひ「受講者の声」をご覧ください!