日本話し方センターについて
ご挨拶
創業者江川ひろしが逝去してから、日本話し方センターの今後についてスタッフ全員でたいへん深く考えました。当社は江川の存在によって支えられてきたのは、まぎれもない事実です。存続させるべきか。その役割を終えるべきか。本当に悩みました。また、多くの方に相談を仰ぎました。熟慮に熟慮を重ねていたとき、私は入社したばかりの頃の記憶にたどり着いたのです。
35年前のことでしたが、今でも鮮明に覚えています。私事長文でたいへん恐縮なのですが、どうかお目通しいただければ幸いです。
当時、別の企業に勤務していた私は、知人の斡旋で日本話し方センターに転職してまいりました。二十歳そこそこ。世間知らずの小娘でした。自ら望んで選んだ会社ではない上に、大手企業こそが会社だという無知な思いこみがあった私は落ち込みました。社屋もない、受付もない、数多くの社員もいない、小さな体躯の江川所長も貫禄がないように見えたものです。
正直に言って3日で辞めるつもりでした。辞表を忍ばせて出社した3日目のこと。「島田さん、セミナーに参加しなさい。内容がわからないと秘書は勤まらないでしょう」私の辞意を知らない江川が、気軽に声をかけました。「最後に見ておくのも、ま、いいか」気軽な気持ちでセミナー会場まで同行したのです。忘れもしません。会場は上野の東京文化会館、全国から経営者の方々が集まっていました。まずその熱気に圧倒されたのを覚えています。そこで講義をする江川は、事務所にいるときの穏和な姿からは想像もつきませんでした。気魄にあふれ、聞く人の心を引きつける言葉で、目で、声で、気で、話す。まるで別人です。受講している人たちの表情も真剣そのもの。私自身もいつのまにか受講者以上にセミナーを聞き入っていました。
セミナーが終了し、受講された方をお見送りする場面で、皆さんが講師江川に挨拶をしていきます。なんと驚いたことにその方々は、横に立つ小娘の私にも深々と頭を下げてくださるのです。父親の世代とおぼしき紳士が深々と私に、「ありがとうございました。よいセミナーだったね、これからも頑張って・・・」と。無料でセミナーに参加できただけでなく、皆様に感謝までされていることが、申し訳ないような嬉しいような・・・。不思議な気持ちだったのですが、ただひとつ、確実に感じたことがあります。その空気の真ん中で私は、それまで経験したことのない『感動』を体験したことです。『人の心を動かす』ということの意味がずしんと胸に刻み込まれた日だったのです。その日から今日に至りました。
日本話し方センターを続けていく決意は固まりました。あの日の感動を忘れていない私自身が存在するのであれば、江川の心を伝承させていくことこそが、私に与えられた使命なのではないかと。未熟な私が代表者では心細いかもしれません。副所長 山越のセミナーでは江川の「気」が伝わりきらない部分もあるでしょう。それでも私たちは、21世紀の「日本話し方センター」の役割を模索しながら、皆様のお役にたてるよう新たな決意で取り組んでいく所存です。今後ともよろしくご支援くださいますよう伏してお願い申し上げます。
企業情報
| 社名 | 株式会社 日本話し方センター |
| 代表取締役 | 島田浩子 |
| 創業 | 昭和28年 |
| 会社設立 | 昭和39年4月23日 |
| 住所 | 〒101-0047 東京都千代田区内神田1-13-1 豊島屋ビル5F(地図) |
| 資本金 | 1,000万円 |
お問い合わせ
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| 電話 | 03-5283-1874 (月~土9:30~18:00) |
| FAX | 03-5283-1875 |
| メール | ohanashi@ohanashi.co.jp |










